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2014年05月04日の美人になる方法
テーマ:ワタナベの思うこと

執筆と出版事情と「本屋さんがんばれ!」の巻


GWの独り事です。

最近、ようやく、自分が物書きをしている人、

というセルフイメージが作られてきました。

なんやかんや、毎日8年もブログを書いていたら、

物書きには違いないんですけどね。最近では、

作家とコーチの比率がだんだんひっくり返ってきました。




出版するようになってから、どれくらい経つか考えてみたら、

まだたったの1年2ヵ月です。年間4冊のみと決めて、

こんなに短い期間ですが、拙著の累計は、先日計算してみたら

20万部を突破しました。もう、そんなになったかと・・・




読者さんたちの中には、私のことをベストセラー作家、とか

言ってくださる人もいるのですが、私自身は、

全く!!全く!!・・・1ミリも思っていません。




自分が、ベストセラー作家です、ともし言うときがあるとしたら、

一冊がミリオン(100万部)になったらにします。程遠いですが。

それまでは、やっぱり作家というよりも、原点はいつも私は

ブロガーであるのです。そして、ここの場所が私のホームなのです。





だからこそ、累計20万部になろうが、100万部になろうが、

皆さまが押し上げてくださったゆえのこと。私はここに

来てくださる読者さんたちには、恩を感じています。本当に・・・





さて、最近は出版にご興味のおありの方も多いので、

ちょっとだけ出版事情を・・・





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多くの人々は、著者が全部やっていると思っているかもしれません。

つまり、装丁(表紙)やタイトル、帯に入れる言葉、

原稿の内容や方向性、章立てなどなど・・・




それらは、ほとんど編集者さん、または出版社さんで会議にかけられて、

いい感じのが選ばれています。キャッチコピーは大切なので、

興味がわくもの、マス(大衆)うけしやすいコピーが採用されます。




著者は多少の意見はいいますが、ほとんどの場合、

出版社さんで決めます。私の意向と大きくずれているときは

私も言いますが、よほどのことがない場合はお任せです。




そして、一冊の本が世に出ると、注目されるのは

著者かもしれませんがね、実際のところ、著者よりも頑張っているのは

デザイナーさんや編集者さんや営業さんを含む出版社さんなのです

影の働きがあるからこそ、本は世に出て、そして

力を注いだ分が売れ行きに反映されるのです。





だから、本が広まっているのは、皆様の働きおかげです。

そして、FBやブログでご紹介してくださっている

読者さんたちのおかげにほかなりません。

ですから、私はどんなに小さいことにも関わってくださった皆様に

本当に恩を感じています。





本屋さんも然りです。本当によくしていただいております。

以前、「できれば本屋さんで買ってね」って書いたことがありましたが、

その件について少し書かせてください。




2012年の年末実家に帰りました。いつもなら車で帰るのですが、

修理に出していたので、いたし方なく、電車で帰ることにしました。

津波の影響で、線路が壊れたままで、まだ仙台と石巻を結ぶ線路は

すべて通っていません。途中からバスに乗り換えて、何十年か振りに

我が町の小さな駅に降り立ちました。そこで見る久しぶりの風景。





ちょっと整備されて綺麗になっていましたが、

古いとんかつ屋さん、タクシーやさん、スナック、洋品店、

中学、高校の時にいつも見ていたそのお店はまだあったのです!!

そして、その中に、小さな文具屋さんがありました。




その文具屋さんは、半分は文具やおもちゃ、そして半分は本屋さんです。

それがまだ健在だったのを見て、津波を生き残り、本屋さんが

潰れまくっているこの時代に、健在だったのがうれしくて涙がチョロリ。

小さな書店が生き残るって相当なものだからです。




本屋さんて、万引きが多いと聞いたことがあります。

小さな書店ではそういうことでも、閉店に追い込まれています。

本屋さんの利益率って約2割程度。とした時に、

例えば1冊1000円の本が売れても200円の利益。

それが万引きされたら、取り戻すために、4冊売らなければならない。

一日もし、10冊万引きされたら、それを取り戻すのに

40冊売らなければならない計算。万引きの分だけでそんな労力。





さらに言えば、現在では本離れに加え、ネットでの購入が主流になり、

電子書籍も多くなった今、書店さんが本当にたくさん潰れています。

ここ15年間で8000店舗以上がつぶれています。





ここからのことは、バランスよくとらえてほしいのですが、

決してネットで買わないで、という意味ではなくてね

もし、よかったら、小さな小さな自分にできる社会貢献の一環として、

本屋さんで買うことができるときは、そうすると、

救われる本屋さんもあるよね、ってこと。




以前この記事を書いたときに、真冬の大変な中、本を探しに、

何件も本屋さんを小さな子供を連れてはしごした、というのを

FBかなんかでコメントもらいましたが、

そういう無理は決してしないでね。寒かったでしょうに・・・

でも、そういう真面目で誠実な読者様が多いので、もっと

ゆるやかにとらえて欲しい願いも込めています。

(私もAmazon便利なので利用します)





共にコーチングで走ってきた田中ルリ子さんも同じでして、

こんなことを書いてくださいました。「読書と人生と本屋さん♪」

ルリ子さんは、地元の小さな本屋さんで本を買うようにしているそうです。

その貢献の気持ちが本当にうれしかったです。





大切な友人が、いつも応援のために、

サイン本をまとめて私に注文してくださいます。

友人は私の応援のみならず、被災地応援もしてくださっているのです。

つまり、まとめてご注文を頂いた場合は、夫が、仙台中の

書店さんを自転車で回り、数冊ずつ10数店舗から、

普通に客の一人として買ってきます。




みんなの小さな小さな貢献は、廻りに廻っていくことでしょう。

昨年の音声プログラムGreat Humanityを受講された皆さまは、

第一回目の内容覚えていらっしゃいますでしょうか?

「一日一善」が忘れられている現代、ちょっと初心に戻っても

いいのかな、と思います。




書店に足を運ぶと、いい出会いもあります。

心を豊かにしてくれます。また、買う前に試し読みもできるので、

ネットでの注文にはない、確実性もあります。




ということで、本に関するあれこれで、あっちこっちと

内容が飛んでしまいましたが、書店の事情が今こんなで、

書店やら出版社やらも潰れてしまう今日。本好きの人々には

やはり寂しいものですので、書店の存続を心より願っております。




では、GW真っ最中。楽しんでくださいませ!

私は7月の本の原稿の直しにかかりますよー。

7月は、テーマは「美」です。と言っても、モデルでも美人でもない

私が書くものですので、単なる美容本とは違います。

なかなか面白いのになっています。では、また明日。

GWになるとランキングかなりのパワーダウンになりまして、

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美人になる方法@ワタナベ薫 at 01:54 | コメント(5) | ワタナベの思うこと
この記事へのコメント
本屋さんは、かつて私のパラダイスのようなところでした。私の情報源だったから。ふらっと立ち寄り、雑誌や本を立ち読みして、毎回とはいきませんが、本屋さんにいつも立ち読みさせてもらってありがとうの意味を込めて、雑誌や本を購入していました。

かつて小さな神田神保町の学術書を扱う専門出版社に派遣されたことがあります。校正も専門書だけに大学教授に内容はお任せに、私は誤字脱字や簡単な言い回しのチェックをさせてもらいました。おもしろい経験でした。

いまはインターネットの普及で、日経も電子版すら出る時代です。ただ、本当に自分に落とし込みたいのなら本を買って、ラインマーカーを使い、書き込みしたいのです。自分の欲しい情報はノートに書き写さないと、私は自分のものにはならないのです。

灘高の先生が、3年かけて一冊の良書を読み上げる授業をされていたそうですが、良書にはそれだけの知識が埋れているのです。私の中学時代の先生はプリントを配り、教科書を読んで予習をして毎回の授業に備えさせましたが、その授業はとても面白かったのです。

苦労しないと得られない知識こそ、身につくものです。

インターネットの時代でも大切な知識はノートに書き込
んで、本当に必要な本は買い、書き込みます。

今は事情があり本屋さん巡りはできませんが、大好きな日本橋丸善で、一日過ごすことが夢です。


Posted by ワンニャンLOVEさん at 2014年05月04日 07:11
ワタナベさまこんにちは〜!
GWですね!

私は本が大好きなので、
本屋に行かないと、発掘できない派です!
本屋で数時間うろうろあれやこれやみて、
出会った素敵な本を5−6冊買う時もあります。

そこから新しくやってみたいことやアイディアをもらっているので、本屋さんはアクティブな活動の場所ですよね〜

昨日はワタナベさんの新刊を一気に読ませていただき、心地よい連休のスタートをできました。
今日も素敵な一日を〜
Posted by yakkoさん at 2014年05月04日 10:37
まったく同感です。近所の古くからあるお店をめぐるうちに、市の指定ごみぶくろを本屋さんや近所の個人商店で買う癖がつきました。
本も、そっちで予約するのです。
それが楽しいです。
ワタナベさんがのこのブログで書くことによって、多くの方がちょっとした労力やちょっとした親切にを実際の行動に移しているのではないかと思います。

だから、今日も、エイヤー!
Posted by カタリナさん at 2014年05月04日 11:03
子供の頃から、いつも本屋さんに一歩足を踏み入れると、ワクワクがとまらず、
テンションが一気に上がる感じは、大人になっても今もずっとそうで、変わりません。
色んな世界が、きっとそこにたくさんあるからなんでしょうね。

子供の頃から、あるのが当然な本屋さんの実情を知り、胸にせまるものがありました。
多くの本屋さんに、これからもずっと長く存続してもらいたいです。

これからも変わらず本屋さんに足を運び、小さな小さな貢献を続けていきます。
Posted by angeさん at 2014年05月04日 18:46
私も本屋さんが好きです。
いなかの書店なので、新刊はなかなかすぐ手には入らないのですが・・

本日、『なぜかお金を引き寄せる女性 39のルール』を購入しました。もちろん、書店で!


以前、大好きな書店が閉店してしまい残念な思いをしました。
ワタナベさんがおっしゃっていた理由で閉店したのかもしれません。
残念です・・。
店主の方は、本がすきな方のようで、探している本について訪ねるといつも即答してくれました。
いつも感心して感動すら感じていたので、本当に残念でした。

本を手にとって、内容を少し確認して・・
後は、買ってからゆっくり読もう!と思うワクワク感がたまりません!

二十歳の娘は、もっぱらネット派ですが。
時代の流れですかね・・

ワタナベさん、
ワクワクする本を、そして私の脳みそのしわを増やしてくれる本をたくさん出版してくださ〜い!


Posted by あやめさん at 2014年05月04日 19:33
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